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NSRG FAQ: 格言集 or 迷言集(?)

1. デザインポリシー
2. ライセンス
3. 格言(?) / 語録(?)
4. 研究者の心意気を伝える物語を紹介して下さい。
5. ネットワーク屋の理想は?
6. ネットワーク屋って Section 9 みたいなものですか?
7. ネットワーク屋って SAS みたいなものですか?

1. デザインポリシー

Principle of Least Surprise.

2. ライセンス

最近は、 原則として BSD か Artistic で、 。

本当は GNU に戻りたいんですが… 1998 年に縁を切って、それきりです。

3. 格言(?) / 語録(?)

仕事をするには、たくさんのことを覚えなくてはいけない。 よい仕事は、すべて単純な作業の堅実な積み重ねだ。 (C)Gunslinger Girl

「プッシュホン 押してもだめなら 引いてみな」。 発想の転換は大事だ、これくらいの勢いが欲しい。

「∞ - ∞ = 1/137 は勝利」。 いや、ぼく物理学科だから(数学科だとアウト)。

「徹夜禁止」。 ご飯は一食くらい抜いても大丈夫だが、寝るのを飛ばすのは御法度。

島本和彦「燃えよペン」は重要書。 ここには creative な仕事の「事実ではないが真実」が書かれている。 必読書とすらいってよいだろう。

「動物のお医者さん」も理工系の必読書。

4. 研究者の心意気を伝える物語を紹介して下さい。

90 年代漫画の傑作「マスターキートン」がお薦めです( 研究ネタのところだけね) [1]

とりあえず「屋根の下の巴里」を暗記するほど読め。 E208 (学生部屋)には配備しておきました。 いいから読め。

ちなみに、オリジナルの全18巻本なら第三巻の第一話、 (のちに出た)分厚い合本版なら第二巻の第一話。 アニメは第五話 [2] です。

****************************************************

「屋根の下の巴里」みたいなことはできないだろう、 なんてことはありません。

私も、(配属の都合上)、博士課程の最後の三ヶ月、 会社で研修(==人手が足りないので新人も実戦部隊)しながら、 博士論文を仕上げてました。

今となっては、なつかしい想い出です。

5. ネットワーク屋の理想は?

ネットワーク屋の理想は、 アポロ計画の頃の NASA 管制センター( ヒューストンにある Johnson Space Center の flight control)です。

詳しくは「アポロ13号」の記録を読め(映画はダ〜メ)。

詳しく調べれば、(いざという時の底力も大事だけれど) アポロ8号〜12号までの間に行なった 「暇だから何かの役に立つかもしれないから実験しとこう〜」 という地道なエンジニアリングの積み重ねが、 いざという時にに、いろいろと役に立っていることが分かるはず。

Apollo 13 が偉大なる失敗といわれているのは伊達じゃない。

6. ネットワーク屋って Section 9 みたいなものですか?

「情報戦と荒事」 [3] 確かに…

プロの中のプロのネットワーク屋にとって、その勢いは重要です。

現場は、いろいろだ。

(もっとも極端な実例をあげると)客先に行ってみたら

	「この謎の機械も設定しないと仕事終らない」
	「えっ?その設定する人は?」
	「来てない」
	「(しょうがないなぁ、よくないけど)今 hack しやす」
	
とか
	「設置場所はどこですか?」
	「屋根裏(とか、こたつの上(配線は床下)とか)」
	「蜘蛛の巣はってますけど…(背広で来たのにぃ)」
	(でも、これ設置しないと仕事終らないし)
	
とか、ないわけじゃない。

hacking から力仕事まで、なんでも出来ないと生きていけないぞ。

(なんか The A Team みたいだな…)

7. ネットワーク屋って SAS みたいなものですか?

うん、そう。

「情報収集と偵察が主な内容」 そのとおりじゃないか!

「非常時には、最小限の手間で最大の効果を」 そのとおりじゃないか!

「こんなこともあろうかと」のために、 つねに準備をしておく。 それがエンジニアの魂です(上の Apollo 13 のところも参照)。

非常時にそなえ、 設備を更新し、監視システムを改良し、運用方法を改良し、 マニュアルを整備し、0.002 % の非常時に備える。 それが運用・エンジニアの心意気というものです。

Notes

[1]

SAS なところは楽しく読んでね:)

そっちが好きな人は、 マスターキートンの前に(同じ雑誌に)連載していた 「パイナップルアーミー」もどうぞ。

浦沢直樹の最高傑作は 「マスターキートン」と「パイナップルアーミー」 だと思うんですよね。 この人は原作者アリの方が活きるタイプだと思う。

「マスターキートン」と「パイナップルアーミー」 をやって、 長いストーリーテリングのテクニックを学んだのだろうけど、 風呂敷広げるのはうまくなったわりに、 しまう方はあまりうまくなってないと思う。

[2]

「屋根の下の巴里」は若干、原作と異なりますが、ほぼ同じです。 変える必要がないと思われるのに変更してあるのが不満ですけど。

またアニメでは、ここで娘の百合子(声:桑島法子)が初登場ですが、 ここも原作と違います。

[3]

TV だとアクションシーンばっかりなので、 この説明は誤解を招くと思うようになりました。

ただしくは「TV に出てこない普段の”裏側の” Section 9」です。

次の質問「SAS みたいなものですか?」の解説へ進め。

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