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ん〜ちょっと待ってみてください。
「情報」という単語は、非常に曖昧で、該当するものが広範囲です。
「情報」というと、すぐに「プログラムを書くこと(→職業:プログラマ)?」 と思うかも知れませんが、そんなことはありませんよ?
「情報」という単語は、非常にあいまいで、該当するものが広範囲です。
「情報」関連産業について、いろいろ説明してみましょう (ちなみに、私、大学の前は、 商用インターネットサービスプロバイダ に 13 年いました。 今では、だいぶ大きくなったとはいえ、中小ベンチャー企業ですので、 何でもやってきたものです。 そんなわけで、裏表いろいろ語れます:-)。
なお、最近、何をやっているか?とか、 プログラミングや技術者というものの考え方については FAQ のセクションを参照してくださいませ。
コーダー、 プログラマ、 システムエンジニア (SE)、 サービスエンジニア (SE)、 カスタマーエンジニア (CE)、 アーキテクト、 プロジェクトマネージャー (PM)、 プロジェクトリーダー、 これらの肩書の違いが分かりますか? (日本語と英語でも違うのだけれど、それはおいておくとして)
正解は自分で探して、考えて下さい( ここで拒否反応を示す人は世の中で生きていけません)。
とりあえず、これだけは言えます。
いまどき、 たんに手取り足取りいろいろと指示を受けながら 「プログラムが書ける」だけの人間を企業が雇うことはありません。 そういったレベルの人なら、 いくらでも調達する手段が(複数)あるのが世の中というものです。
企業が求めているのは「+α」の部分であり、 将来、管理職やリーダーとして 「いくらでも調達可能な」部分を率いていく人材になれる可能性のある人です。
なんらかの「資格」を持っていることは確かに、 あるていど知識があること証明してくれることにはなるでしょう。 ただ、それだけでは「プログラムが書ける」だけの人間なのか、 それ以上の+αがあるのか?が分かりません。
+αを身につけるには、どうすればよいのか?というところが最も重要です。
+αの元になるのは、 大学時代の 4 年(大学院までいれると 6 年)間、 自分で苦労した量、自分の頭で考えた量です。
その+αの原資が何か?はマニュアル化できません。 [1] それがプロジェクト学習であったり、 「虎の穴」 のような課外特訓組織であったり、 サークル活動であったりします。 どれがあっているのかは、人によるので、 いろいろやってみないとよく分からないものです。
この「いろいろやってみないと」自分のことも、自分のやりたいことも、良く 分からないものだ、というところのために大学〜大学院があるのだと考えます。
企業が求めているのは、これです。
ドキュメントとコメントをきちんと書くプログラマ。
実際にプログラムを書いている時間は、全体の三割程度しかありません。
なお、良いプログラマは、良いテクニカルライターでもあります。 日本語も英語もちゃんとしています。
インターネット検索するなり、書店で本を読むなりして確認してください。
[1] | マニュアル化できるなら、その本を書いて、 ぼくは大金持ちで悠々自適で引退したいです。 でも、過去 2500 年そういったことができていないことが、 この「マニュアル化できない」ことの証明です。 ちなみに 2500 は、プラトンのアカデメイアを世界最初の大学として、 そこから数えた年数になっています。 |
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