技術者として長くやっていきたいなら、考えてみるべきでしょう。 というのは、
(1) ゆとり教育のおかげで、 みなさんの勉強量は絶望的に少ないです。 だから、修行はいくらしてもしたりないくらい。 それは事実です。
(2) 会社側からみた場合: 学部卒の人間を技術職に採用することは滅多にありません。 勉強量が足りていないためです。 そして、現在の会社では人を育てる余裕がありませんので、 短時間で即戦力になってもらえる人でないと、 技術部に配属はしたくありません。
(3) 講義形式では、 「センス」というか「ゴーストのささやき」というか、 直感的な、もしくは大局的な物の見方みたいなものは身につきません。 ここだけが唯一、大学の存在意義だと思います (講義だけなら、大学要りません。 いまなら、たくさんの無料コンテンツがインターネットで見られるので、 なおさら不要です)
(4) インターネット屋さんの歴史は非常に浅いのもあって、 実作業内容がカリキュラムと直結していないため、 だれでも、 おおむね三年後期からのゼロスタート状態になります。 それでも、 やる気さえあれば、 2-3年でフリーソフトウエア開発者として独り立ちできることが立証されているので、 「やる気」の問題なんですね、ほんとうに (今までに分かった経験則にもとづいています)。
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